腸活がメンタル強化!?
美容や健康のイメージが強い「腸活」ですが、
腸と脳・メンタルはつながっていると言われています。
今回は、「腸活とメンタル」というテーマでご紹介します。
【脳腸相関】
腸と脳は互いに密接に影響し合っていて、
脳が変われば腸も変わるし、腸が変われば脳も変わるという考え方は、
今、とても注目が高く、国内外で研究が進められていますね。
2016年に国立精神・神経医療研究センターの相澤恵美子氏らの研究グループが、
うつ病の人の腸内には、そうでない健常の人に比べてビフィズス菌や乳酸菌が少ないことを報告しています。
こうした研究などから、精神状態と腸内の環境には何かしらの関係性があることがあるだろうと考えられています。
国内外では、うつや自閉症に対する治療として、食事療法や糞便移植が試みられています。
【「幸せホルモン」は腸で作られる】
ストレスを緩和する作用で知られる神経伝達物質のGABAが、脳内だけでなく、腸内でも作られます。
そのGABAと同様に、精神の安定に影響を与えるセロトニンというホルモンも、
大部分は脳内ではなく腸内で作られます。
セロトニンは「幸せホルモン」とも呼ばれ、知っている方も今は多いでしょう。
セロトニンは、食事から摂取されるアミノ酸の一種のトリプトファンをもとにして生成される神経伝達物質です。
セロトニンは朝から夕方にかけて分泌され、
夕方から翌朝にかけては、セロトニンを原料にしてメラトニンというホルモンが生成されます。
メラトニンは「睡眠ホルモン」とも呼ばれ、寝付きの良し悪し、睡眠の質に関わります。
【自律神経が整えば腸の働きも良くなる】
私達の身体の中には無数の神経があり、内蔵や血圧、呼吸、体温、体液の分泌など、
身体の機能を自律的にコントロールしているのが自律神経です。
腸内でも分泌されるセロトニンによって概日リズムが整うと、自律神経も整います。
更に、自律神経が整うと腸の動きも良くなります。
腸の蠕動運動をコントロールしているのは自律神経だからです。
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GABA、セロトニン、メラトニンがしっかり腸内で生成され、自律神経が整えば、
メンタルが強化されることは、これでよくわかりますね!!
つまり、腸とメンタル状態は密接なつながりがあるのです♡